注文住宅のブロク:後悔したくない気持ちがあらわれた2つの驚きの出来事

玄関のチャイム

「注文住宅で後悔したくない。」その気持ちがきっといい家づくりにつながります。

注文住宅でこれから家づくりをしていこうというあなたに、応援する気持ちでしたいお話があります。わたしも注文住宅で家づくりをと一歩を踏み出したとき、「家づくりは、徳を使う」「徳がないと、家は建てられない」ということを話してくれる人がいました。その時も、今も、なるほどなぁと思います。

何かこんなことを言うと、ブログを読んでいただいているあなたは、「徳がないかもしれないから、大丈夫かなぁ」なんて心配になるかもしれませんが、もうこうして「注文住宅を建てよう」と思っているあなたは、十分に徳があると思います。

「何があっても安心」、そんな気持ちでわたしたちに起こったことを、気軽にお読みください。

1 頼んだ会社が倒産! どうする?

わたしたちが注文住宅をいっしょに建てていこうと選んだのは、住宅展示場ではじめて知った会社でした。数ヶ月お付き合いした上で決めたのですが、そこで決めた要因は、次のようなものでした。

  • 工法としては木軸工法がいいと思い始めていて、その会社が、その工法のための木材や構造を売りにしていたこと
  • わたしたちの担当になった営業の男性とインテリアに強い設計の女性の感じがとてもよかったこと
  • 建てようとした斜面の土地まで(上記の女性とは違う)建築士の人も来て、一緒にみてアドバイスしてくれ、全体としてとても誠実さを感じた会社であったこと

などです。

住宅メーカーさんの大きな邸宅感やどことなくパーツを組み合わせている感じがちょっと合わなかったからかもしれません。

ところが意を決して決めたのに、その会社が倒産してしまったのです。知らせは営業の人から聞いたのですが、まだそれほど大きなお金を払ってはいなかったので慌てはしませんだした。(その会社はわたしは知りませんでしたが、隣の地域では大きな会社として知られているところで、何度か会社にも行きましたが、立派な社屋でした。)

すると、少したってから、「会社の一部のメンバーで新しい会社を創るので引き続きやらせてほしい」というお話がありました。その時は、もうその人達のことを信用していたので、妻とも話して、引き続きその人達にお願いすることにしたのです。

このあと、正式な契約を取り交わし、家も完成するのですが、実は、新しい会社も結局は分裂してしまい、さらに一部のメンバーで新しい会社ができていくのです。土地探しのときから始まって、家の完成まで、設計・施工をお願いした会社が2度替わるということになってしまったのです。

こうした倒産での最悪の事態を避ける方法としては、もし支払いを先払いにしてほしいというような申し出であってもそれに応じない(もしそんな申し出があったら、危険を予測する)ということになるでしょう。支払いのタイミングは十分注意したほうがいいと思います。

いま思えば、よく無事に完成にこぎつけたなぁと思うのですが、それも、最後までお客様のためにがんばりたいと奮闘してくれた数人の方々のおかげです。その人達とご縁があったのだなぁとありがたく思っていますし、今でもお付き合いさせていただいています。

きっとあなたにもいいご縁がありますよ。

そしてさらに、完成してからあとに、驚くような出来事がありました。

2 「後悔したくないから家を見てせくれませんか?」と若い男性が!

ある日、仕事から戻ると、妻が私にこういうのです。

――― 今日、若い男の人が来て、うちを見せてくれっていうんだけど、どうしよう。

と。

なんでも、その人は、自分の家を新築しようとしていて、すでに土地も用意しているというのです。そのお話は次のようでした。

  • すでに、大工さんとかと話しも進めているのだけれど、今ひとつ、イメージが一致しない。
  • 大工さんのイメージが昔ながらの平凡な住宅で、それがいやだ。
  • そうかといって、自分たちのイメージも固まっているわけでもない。
  • 前から(斜面に立つ)わたしの家を見上げていて、とても惹かれていた。
  • 参考にしたいのでぜひ、中も見せてほしいし、話も聞かせてほしい。

といった内容だというのです。

私の家は、ささやかではありますが、注文住宅として建てました。

土地を決めるところから始まり、かなり、アレヤコレヤ、検討し、妻とふたりでワクワクもしながら、工務店さんに建てていただいたものです。

外観はシンプルで、全体のイメージとして、(人から見ると)和風モダンな感じのする家になったと思います。

それでも、突然の訪問と、思いもしないお願いに、少し戸惑いました。でも、奥様もお子様もいらっしゃって、一緒に見に来たいとのことでしたので、その申し出をお受けしたのでした。

その日は、きれいな奥様とチャーミングなお子様と4人でお見えになって、家を見てもらい、家が建つまでのことをいろいろお話しました。その方も喜んで、結局わたしたちと同じ工務店に依頼して家を建てられました。

わたしたちのほうからも、新築祝いにお邪魔しましたし、それから、もう何年にもなりますが、いまだにお付き合いさせていただいています。

そして今でも、このときの男性の「いまどうも希望の家が建っていくような気がしない。後悔したくない。素敵な家を見たい」という気持ちの強さと、それを行動に移して、わたしたちの家のチャイムを鳴らした勇気を思い出します。

本当にすばらしい方で、だからこそいい家も建てられて、素敵な家庭生活を送られているのだなぁって、このブログを書きながらあらためて、感慨を深くしています。

まとめ

「後悔したくない」「注文住宅でいい家をつくりたい」とこのブログをご覧いただいているあなた! すでに、その気持ちにはとても大きな力があります。この記事では、2つのお話をご紹介ました。

  1. 誠実な営業と設計の方と出会うことができ、施工会社の倒産や変更を乗り越えることができました。(会社の誠実さのおかげで、支払いのタイミングがきちんとできていた。)
  2. 「後悔したくない。いま話している大工さんとどうもイメージが合わない。」と我が家を見せてほしいと若い男性が訪れた。その気持ちがその人自身のいい家づくりにつながったのでした。

我が家を訪れた男性に、訊いたらこうも話してくれました。「見せてもらったのは一軒だけで、他のお宅には伺っていない。あのとき、チャイムを押してほんとによかった」と。

なかなか見ず知らずのお家のチャイムなど鳴らせないですよね。

あなたがそこまでできなくても大丈夫です。こうしてたくさんのブログを読んでいるのですから。

このブログを読んで、あなたもピタッとくる我が家を建てられるようになったらと願っています。

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